夏は生死の季節。

f:id:fysr:20210801132635j:plain


今年初セミの死骸を見た。
夏ってそこらじゅうに生死があるので心がザワザワするし、
なぜか「急いで生きなきゃ」という気になる。

「急いで生きなきゃ」というのは、何だか不思議な焦り方をしているな、と思う。
自分はもう生きちゃっていて、あとは日々死んでいくだけなのに、
それでも夏は「急いで生きなきゃ」だ。

虫や動物の死骸を見るたび、自分がそこにいるように思う。
地面に横たわって空を見上げた自分が死んでいく姿を想像する。
不快な感じはしなくて、ひたすらそれだけ、というか、
自分もいつかそうなるんだろうな、と思う。