(だけど危機には十分に備えたい)
永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ
というガンジーの名言がとても好きで、こんな風に生きていきたいと思う。
だけど、
だけど危機には十分に備えたいな、と思ってしまう。
死ぬことについて、よく考える。
人間はいつか絶対に死ぬし、それは明日かもしれない。
ついつい自分だけは永遠に生きるかのように勘違いしてしまうけど、そんなわけはないんだよね。
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この前、珍しく熱が出て、咳も出て、体中痛くて、「ついにコロナ来たか…」と思った。
検査してもらったら陰性だったんだけど、
病院行くまでは、症状が増えるたび「これ絶対コロナじゃん」と思い始めて、
布団に横になりながら「もし陽性だったら死ぬかもしれないんだなぁ」とか、
ちゃんとエンディングノート書いといたら良かったな、とか、
でもこんな慌ただしい時期に誰もそんなもの読まないか、とか考えたりした。
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自分の理想どおりの死を迎えるなんてきっと難しい。
だけど、ウイルスで死ぬのは嫌だな、と
悲しいニュースや人から聞いた話を耳にして思う。
この田舎でも緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が出て、
病床も余裕がなくなりつつあるらしい。
あまり外に出ずに生活できるよう、ネットで日用品を買い溜めしてみた。
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前にプレッパーの人々のドキュメントを見た時に「こういう生活を送りたくなる気持ちも分かるな」と思ったんだけど、
今の僕はさながらプレッパー見習いの気分。
プレッパー(Prepper)とは、自然災害や経済恐慌などで発生するカタストロフィに対処するため、生存術や物資の備蓄、避難訓練などに日常的に取り組んでいる人のこと。中央政府や地方自治体の公的支援を当てにせず、自力で生き延びることを信条としている[1]。「prepare(準備する、備える)」に由来し、即ち「備える人」を意味する。
理想の死を迎えることが難しいのと同じように、
理想の生を生きることだって難しい。
いろんなものを受け入れて漂うように生きていけたらいいけど、
僕にはまだまだ欲がある。